百貨店などで「生産者の顔が見える農作物」が、消費者(私を含め)に安心感をもたらしてくれるのと同様、ドクターズコスメ【NKラボ】のような基礎化粧品においても、事業者の顔が見えること、そしてそのバックグラウンドを知っていただくことがお客様と信頼関係を築いていくためのはじめの一歩になるのではないかと考え、公式ストアにこのページを加えました。

ご興味ない方も多いかもしれませんが、自己紹介させて頂きます(顔写真もトップページのように気負ったものではなく、フランクな写真を掲載してみました)。

中浜数理(なかはまかずみち)の写真

  • 名前:中浜数理(なかはまかずみち)
  • 生年月日:1975年8月13日
  • 学位:Ph.D(工学博士@慶應義塾大学)
  • 資格(基礎化粧品に関するもの):一般社団法人日本スキンケア協会・スキンケアカウンセリングインストラクター、認定講師(※何れも同協会最上位資格)、甲種危険物取扱者、毒劇物取扱者、特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者。
    ※基礎化粧品製造上の資格は、NKラボの共同開発先の化粧品研究機関が取得しています。
  • 経歴:2003年よりスキンケアアドバイザーとしての活動を始め、これまでに5,000症例以上のカウンセリング経験を有します。学位取得後は、某東証一部上場企業(TOPIX Core30の構成企業)の研究者として先端科学領域を中心に研究し、マネージャー職(室長含む)も経験しました(専門領域は高分子、コロイド、バイオマテリアルです)。一方で、株式会社ペレインターナショナルが主宰するドクターズコスメ【ジープラス化粧品】にチーフアドバイザーとして招聘され、平日の深夜早朝、土日を利用して、基礎化粧品開発と顧客様のカウンセリング・サポートを務めました。この間、大手健康・美容ポータルサイトであるヘルススクランブルの美容ライターも務めました。そして2018年1月、顧客様のニーズに寄り添い、さらに手ごたえのある基礎化粧品を世に送り出したいという思いから、ドクターズコスメ【NKラボ】を主宰するに至った次第です。志を抱いてから5年、この長期にわたる準備期間において、ご縁があって多くのお医者様からたくさんのご意見・指導を得られたこと、中でも、ご自身には何も益するところがないにも関わらず無償で監修医をお引き受け下さった医師の谷正剛先生からご助力を賜れたこと、株式会社エムケーラボラトリーの加藤正雄先生という優れた共同開発パートナーに巡り合えたことでドクターズコスメ【NKラボ】を創設することができました。今後、たくさんの顧客様に喜んで頂ける基礎化粧品ブランドに成長していけるよう精進し続けることをお約束いたします。

蛇足の自己紹介

趣味はドライブと秩父札所めぐり、そして格闘技(観る専門)。出身は広島県呉市吉浦町で「望郷の念やまず」ではありますが、心のアンカレッジは秩父です。古き良き日本の町並みがそこらかしこにみてとれてとても落ち着きます。最終学歴を工学博士(Ph.D)@慶應義塾大学としていますが、これは私の実力以上の話で、先生方々との巡りあわせが良かったのだと思っています。

呉市立吉浦小学校(将棋部、ソフトボール部、児童会役員)、呉市立吉浦中学校(バレーボール部、生徒会長)、広島県立呉宮原高等学校(空手部主将)と、根っからの公立っ子で地元っ子。まさか私立大学に、しかも上京することになるなんて夢にも思っていませんでした。高校時代はもっぱら部活専門で、両親に対しては河合塾に通っているふりをしながら、土日も空手道場に入り浸っていました。修学旅行すら部活の上位大会と重なったため辞退したほどの徹底ぶりで、その甲斐あってか戦績も、高体連の呉市大会は5連覇、広島県大会も5連覇、中国地区大会で3位が2回、インターハイ出場2回(宮崎、栃木大会)、全国選抜大会出場1回(日本武道館)、また、糸洲流の全国大会ではベスト8が1回となかなかのものでした。大学に入ってからも東京都の港区大会と三鷹市大会でそれぞれ1回ずつ優勝(初出場初優勝)し、自分の空手は首都圏でも通用するのだということを(勝手に)自任した後に、選手活動を終えました(もう痛いのはこりごりなので、今はもっぱら観戦専門です)。

運よく慶應義塾大学理工学部に入学できたのは良かったのですが、周りは国立医学部の滑り止めで慶應義塾を受験した人たちばかり。彼らは「運悪く」慶應義塾大学に入学した秀才・天才で、教材なんて一度目を通しただけで理解しまうその様に、「場違いなところに来てしまった・・・」と激しく後悔の念にかられたのを覚えています。おかげで一年時の成績で「A」は体育の一教科のみ、あとはほとんど「C」という留年すれすれの散々たる有様。日吉キャンパスの大掲示板に成績不振者として私の学籍番号が張り出されたときは本当にまいりました。思い出すのもここに書くのも恥ずかしい話です。

そんな底辺の人間にも転機というのは必ずあるものです。何が転機になるか、それに気づくかどうかは人それぞれだと思いますが・・・。私の場合は、両親が関係するある出来事がきっかけでした。そもそも裕福なわけでないことは承知していたつもりでしたが、そのような経済状態で子どもを学費のバカ高い私立大学に入れ、東京(正確には神奈川県の日吉)で一人暮らしさせるための仕送りまですることは、とても負担が大きかったのだろうことは推測に易しです。このことを改めて実感することになる私にとって重大な出来事があったのですが、その内容は書かずにおこうと思います。両親のため、そして私のために。とにかく、本当に苦労して一年間大学に通わせた結果があの成績ですから、両親は本当にやるせなかったと思います。

その出来事をきっかけに私は奮起しました。朝5時起きで勉強開始、講義は全て最前列の真ん中で聴講し、帰宅後は翌朝2時まで予習・復習という浪人生もびっくりな、私自身もう一度やれと言われても絶対できないと思うような生活を卒業まで続けました。さすがに、並居る秀才・天才との差はすぐには縮まりませんでしたが、専門課程中心となる三年時には一科目以外全て「A」。学科3位(*化学専門領域;単年1位)の成績にまで自身を押し上げることができたのです。尋常ならざる努力は決して無駄にならないと思います(たとえ目に見える結果がすぐについてこなくても)。私の場合、その努力が知識と行動力、そしてお金を生み出してくれました。

かつての成績では絶対無理と思っていた日本育英会の第一種奨学金(利子無し貸与)を頂き、給付奨学金もチャレンジしたものは全て合格したと記憶しています。後期博士課程在籍時には、学費は給付奨学金で、生活費は日本育英会の貸与奨学金で全て賄えたため、金銭不安なく研究生活に没頭することができました(日本育英会に600万円ほどの借金ができましたが、利子無し貸与なので借りた分だけ粛々と返済すれば済む話です)。とてもありがたいことだと思っています。

今、人生の折り返し地点を迎えてこれまでを振り返ってみると、本当に多くの人、多くの公的機関にお世話になりながら(借りを作りながら)今に至ったのだなとしみじみ思います。お金は返せば済みますが、人から受けたご恩はその方ご本人にお返しすることはできません(何れの方も、私より目上の方ばかりであるためです)。私は、受けた恩はその方ご本人にではなく、自身が関わることのできる方々にお返しするべきものだと思っています。大企業で先端科学領域を深淵しつつ後継者を育成し、そして企業活動に貢献することは、間接的に世の中に貢献することであることは頭では理解しているつもりです。しかし、研究者は直接顧客様と接する機会がないため、なかなかそのことを実感することは難しく、もどかしい日々を過ごしていました。

ここで第二の転機がやってきました。サラリーマン研究者であると同時に自主活動として取り組んでいたスキンケアカウンセリングがきっかけで、ドクターズコスメブランド「ジープラス化粧品」の立ち上げに際してお声がかかったのです。ここでは大企業では経験できない本当に様々なことを勉強させて頂きました。中でも、化粧品開発に携わりながら、開発者自らが顧客様と直接接し、時に、カウンセリングさせて頂くという経験は、非常に稀有な体験で、顧客様に喜んで頂いた時、褒められた時、時に叱責されたこともありましたが、何れもが私にとってとても価値あるものでした。また、連携医療機関である五本木クリニックの桑満院長には、最新の美容医療をご教示頂くなど、私がこの分野で成長するために多くの便宜をはかって頂きました。この場をかりて御礼申し上げます。

話を少し巻き戻します。私は、私が成長する過程で受けたご恩を、私と関わる方々に貢献することでお返ししたいと思っています。しかし、一概に貢献するといっても、私の中に人から喜んでもらえるような特技や能力があるのだろうかと改めて思い返した時、スキンケアと基礎化粧品に行きついた次第です。乞うてジープラス化粧品にそのまま関わらせて頂くという方法もあったのかもしれませんが、自分には自然科学者としての見識と考察力、そして学位取得以降に培った知識、技術があります。そのため、既存ブランドの枠を超えたサービスを展開することで、もっともっと多くの方々に喜んでもらえるのではないかという気持ちが優先しました。

しかし、いざ「組織」を飛び出してみるとここに至る道のりは苦難の連続でした。既存企業という看板を外して活動することが、想定を超えて「誰からも信頼されない」ことなのだということを改めて思い知らされた次第です。工学博士(Ph.D)という学位は、海外では絶大な金看板になるのですが、日本では全く役に立ちません。昔、「賢い子」を意図する言葉として「末は博士か大臣か」などという文句がありましたが、博士と大臣は比べる余地もありません。日本では地位も信用も収入も大臣が断然上で比較することそのものが失礼です(もちろん人間性は別です)。

冗談はさておき、毎日、北へ南へと手土産をもってお付き合いして下さるお医者様を訪ね周り、共同開発のパートナーと信頼関係を構築できるよう対話を重ね・・・と、何のコネもない一個人からスタートするハードルの高さは想像を絶しました。時に、正式なプロセスを経て面会にこぎつけたにも関わらず、ゴミでもみるように見下されたこともあり、一部のお医者様の選民意識には本当に辟易したこともあります(海外ではPh.Dは医者と同様、或いはそれ以上に評価されるんだぞ!医者の最大特権である処方箋だって我々科学者が貢献しているんだぞ!と何度心の中で負け惜しみを言ったか知れません)。

大企業の看板をしょって行動していた頃は、交渉もスムーズに進みますし、出張代は実費で支給されるしで、当時は厳しいノルマの中でハードに仕事をこなしていたと自負していましたが、それがどれだけ恵まれた環境であったか、そしてどれだけ自分が甘ちゃんであったかを思い知らされる良い機会だったのかもしれません。この公式ストアも、大枚はたいて大企業に依頼したのですが、仮納品されたのは見るも無残な出来栄えのWebサイト・・・完全になめられ放題でした。結局、私がいちからほとんど作り替えて今の体裁まで作り込んだのですが、「あ~、お金返して欲しい」と心が叫びたがっている自分が今でもいるのは確かです。

しかし、「捨てる神あれば拾う神あり」というのは本当ですね。これが第三の転機です。誠心誠意、行動し続けることによって次第に理解を示して下さるお医者様が現れはじめ、その方々のご紹介でさらにお医者様とのネットワークが広がるという正の連鎖が生じはじめたのです。基礎化粧品の方も共同開発の成果があがってきて、本当に私が実現したかったものに仕上がったと自負できる状態にまでこぎつけることができました(おかげでご恩返ししなければならないボリュームが増えてしまいましたが・・・)。

NKラボの基礎化粧品のクオリティには正直自信があります。リニューアルオープン前時点で、事前にモニターとしてご協力頂いた方々からバックオーダーを抱えている事実からもこのことは検証されていると考えていますし、他社様の商品のベンチマーキングはジープラス化粧品に携わっていた頃から、絶えず比較・検証を継続してきたという地道な活動にも裏付けられていると思っています。しかし、事業者側から見て「良いもの」だからといって必ずしもそれが「売れるもの」でないことも、この業界に長くいるだけに身に染みてわかっています。しかも、薬機法遵守を掲げている以上、商品のPR力にハンデがあることも重々承知しています。

それでも、是非、多くの方にNKラボの基礎化粧品を試していただき、喜びを共有し、私がこれまでに受けたご恩返しを顧客様に対してしていきたいのです。当たるも八卦、当たらぬも八卦がこの業界の常です。悠香さんの茶のしずく石鹸は泡立ちのインパクトで話題になり、多くの方と喜びを共有し、それによって社会貢献しました。残念ながら、顧客様対応で一部不誠実な点(当時)がありあのような結果になってしまいましたが・・・。私もNKラボを通じてたくさんの喜びを以って社会に貢献していきたいと願っています。そしてこれまでに受けた多くのご恩を、良質な化粧品とスキンケアの情報を発信することによって社会にお返ししていきたいのです。

脈絡のない文章に最後までお付き合いいただきありがとうございました。この文章を読んで下さった方々と「今後ともよろしくお願い致します」と言い合える将来がくることを祈って筆をおかせて頂きます。

2018年5月13日 NKラボ代表 中浜数理